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自分でトラブルを解決する場合

「まずは落ち着いて」
トラブルを解決しようとする場合には、まず冷静になることが重要です。
その現象がいつから起きたか、そのときどのような出来事があったか、何か兆候はなかったか、今どうなっているか、それは再現するか、などを、五感を総動員して正しく把握することから始まります。

例えば、「電源を入れたのに動かない」というトラブルがあります。
「なぜだ?壊れたか?」と思う前に、前回(つまり正常に動作していた時)から今に至る過程で何があったかを考えましょう。例えば、・回りの家電製品はちゃんと動いているか?(停電している、ブレーカーが落ちている)・掃除してパソコンを動かしてからおかしくなった?(パソコンを移動したときにケーブルが抜けた)・パソコンの電源ランプ、ディスプレィの電源ランプは点灯しているか?(パソコンの主電源スイッチ、ディスプレィの電源スイッチが入っていない)などを考えます。
また、前回終了時点で何かいつもと変わったことをしなかったかどうか、考えます。例えば、・フロッピーディスクやCD-ROMが入りっぱなしになっていないか、・パソコンに何か拡張機器を接続していないか?(コンセントが足りなくてパソコンの電源を抜いた)、などを考えます。
いくつかの要因を自分でチェックして見ましょう。

「五感を総動員する」
「見る・聞く・触る・臭いを嗅ぐ・味わう」を五感といいますが、さすがに「味わう」はパソコンでは関係ありませんがそれ以外の感覚を研ぎ澄ますことでトラブルの原因を突き止めることができます。

「見る」
これはパソコンの場合当たり前のことのようですが、普段は見過ごしている電源投入直後~Windows起動画面もじっくり見るといろいろな情報を提供しています。(メーカー品の場合はメーカーのロゴが表示されますが、その裏にはいろんな情報が隠れています)
メモリに異常があったり、キーボードのコネクタが壊れていたりすると、起動時にメッセージが表示され、その後、先に進まなくなります(設定にもよります)。また、ハードディスクのコネクタやハードディスク自体が壊れていると、起動時にハードディスクが見つからないことが表示されます。

「聞く」
起動時に1度「ピッ」という音がするのは正常です。しかしそれ以外のビープ音がした場合は、やはりメモリや周辺回路の故障が考えられます。
また、ハードディスクやCD-ROM、電源のファンなどを駆動するモーターが故障すると、異音がしたり、本来出ていた騒音が消え静かになってしまうことがあります。「いつもより音がしない」という場合、ハードディスクの故障や内蔵ファンの故障(これにより、数秒~数十分後にシステムが停止します)が考えられます。

「触る」
回転部品が故障すると、激しい振動を起こす場合もあります。電源を入れた後、パソコン本体に触ってみて、いつもと違う振動を感じた場合、何らかの部品のモーターが故障していることが考えられます。
あと、パソコンに触ったときに水気を感じた場合、水をこぼしたのでなければ、結露している可能性が高く、内部が結露した場合にはハードディスクの破損やショートによる故障が考えられます。

「嗅ぐ」
嗅覚も重要な問題を発見できます。
CRTの内部には高電圧の部分があり、そこに埃が落ちるとその埃がくすぶり、臭いを出します。埃は燃え上がることもあります。
パソコン内部に溜まった埃が湿気を帯び、ショートさせることもあります。このときも埃に電気が流れるため、焦げる臭いがします。この場合、電源保護回路が働きパソコンの電源が入らなくなることがあります。
また、金属片などがパソコン内部に入った場合やパソコン内部の部品が故障した場合もショートすることがあります。この場合、ハンダが溶け、ハンダに含まれるフラックスの臭いがします。

これらのように、トラブルの原因を追究する場合には、4つの感覚に注意しながら電源を入れます。